クレしべ長者1
2007年11月15日
カテゴリー : 第2幕 クレしべ長者クレしべ長者
ある1人の男が、手にしていた数本のわらを物々交換していき、最後には裕福な生活を手に入れるという、有名な物語をご存知でしょうか。
そう、わらしべ長者です。
「もし、わらの代わりにクレパス1本(小売価格:¥63)で同じことをやってみたら、いったい最後にはどんな物に変わるんだろうね」
そんな感じではじまりました、サクラアミューズメント第2幕は『クレしべ長者』!!
人々の優しさにおんぶだっこのコンテンツ
(遊)サクラアミューズメント

ルール
『クレしべ長者』の開催地に今回選ばれたのは、大阪の万博記念公園で行われているガレージセール。
では早速活動…の前に、今回の『クレしべ長者』の簡単なルールを。
1. 使用するもの
クレパス太巻16色セット 1個
(ただし、使用するのは16本のうち1本のみ。)
2. ルール
基本的にはわらしべ長者と同じ。最初はクレパス1本(色は相手に選んでいただく)と物々交換してもらい、そのとき貰った品物をまた違う人に何かと交換してもらう。
そして再び貰った品物を違う人と…の繰り返し。
ルールはたったこれだけ。
やること自体はすごくシンプルで簡単なのですが、実際にやるとなると、これだけ他力本願で図々しい企画がそううまく行くものでしょうか。
まぁいざとなったらサクラクレパスの社員に一般人のふりをしてもらってやればいいか、などと逃げ道を作りつつ、活動スタート。
※注意
ここからメインの内容となりますが、最初に言っておきます。ものすごーく長いです。
もーいいや結果だけ知りたいって方は、こちらからダイジェスト版をどうぞ。
それでも読んでやろうという奇特な方は下へスクロール。
長者への道
活動当日、人事の坂井さんと2人、大阪の万博記念公園まで行ってきました。先日作ったHP宣伝用Tシャツ(幕間〜HP宣伝用Tシャツ作りました 参照)を着用し、やる気も十分。
その日行われているというガレージセールの現場へ行き、そこにいるお店の方々や買い物客に物々交換をお願いするつもりで行ったのですが…とにかく暑い!!
10月初旬で秋真っ只中のはずなのに、なんと気温は33℃。秋口にTシャツ1枚は寒いか…と思いきや、Tシャツ1枚でも暑いほど。

いい天気っていうか暑い
にもかかわらず目的のガレージセールは朝からかなりの盛況ぶり。
このテンションならば、みんな結構ノリノリで交換に応じてくれるんじゃないか…と思う反面、私たちと同じく明らかに暑さにやられている人たちもちらほら見受けられ、本当に場のテンションは上がっているのだろうか、とちょっと不安に。
そうこう言っていても太陽は隠れる気配もないので、諦めて最初のターゲット探しをスタート。

物事は何でも最初と最後が大事ですが、今回の企画も同じことが言えました。
坂井さん「最初何を交換して貰うか、とか結構重要よな?」
私「うん、そうやね」
坂井さん「誰にお願いするかキッチリ考えて慎重にいかんとマズイなぁ。その先の交換にも響いていくし」
などと会話しながら辺りを探っていると、「あのTシャツ可愛いー」との声が。
声の主はカップルで店を出していたこちらの女性。どうやら私たちの着ているTシャツを見て言ってくれたみたいでした。
私「こっちに興味持ってくれてるみたいやけど、どうする?」
坂井さん「よし、あのカップルで行きますか」
最初のターゲット、決定。

最初のターゲットとなったカップル。
慎重に選ぶんじゃなかったのか
「あの、今よろしいでしょうか?」
「はい!」
近づいていって挨拶すると、お2人ともニコニコしながら快く応対してくださいました。
お、なかなかノリ気なのかな…ではなくて、こちらを何か買ってくれるお客さんだと思ってらっしゃるご様子。
「私たち、サクラクレパスの者なのですが、今回ホームページの企画で…」
「???……はぁ、」
趣旨を坂井さんより説明。客どころか、おかしな企画に協力してくださいというおねだりを突如はじめる2人組にちょっと困惑気味のカップル。

いや、困惑して当然なんですがね
「あー、ほなわらしべってことはもしかして…」
「はい、実はお2人が最初なので、このクレパス1本と何かお持ち物を交換していただきたいのですが。…いかがでしょうか?」
「うわ、最初?かなりプレッシャーやん!」
などと会話を交わしつつ交渉していくと、「うん、別にいいですよー」と快くOKが!
嫌がられるだろうと半ば予測して話していたので、
「えっ、ほんとにいいんですか!?」
と思わず確認する坂井さん。
「いいですよ。でも、どんな物と交換したらいいんですか?」
と全然嫌そうなそぶりもなく、楽しそうに承諾してくださったお2人。本当にありがとうございます!
さて、肝心の品物交換ですが。
「何にする?」と相談中のカップル。
「何でもいいです!!
…できれば後々交換しやすい物だとありがたいんですが」と坂井さん。
「うーん…。あっ、コレなんてどうですか?」

じゃーん。
「……?」
「…何ですかそれ?」
「ティッシュケースのカバーです」
「…………」
「…………」
(……。最初っから微妙な…)
交換していただけるのは本当にありがたい。ありがたいんですが、もうちょっと交換しやすい物はないのかなー、と協力していただいておきながら失礼なことを考える。(もちろん声には出しませんが)
坂井さん「あのー、もっと交換しやすそうな物ないですか?」
あっ!言っちゃったこの人!!
「うーん。…でも、このティッシュカバー1,200円もするんですよ」
「えぇっ!?そんな高いんですか?」
よくよくみせていただくと、値札のところには確かに『1,200』の数字が。言われてみればなかなかオシャレなデザインだし…。
価格で考えればクレパス1本(¥63)→ティッシュカバー(¥1,200)と、いきなり約20倍の価値に。
ということで、
「じゃあ全然オッケーです!ありがとうございます!」
第1回目の交換が無事成立いたしました。
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| 「どれでもお好きな色をどうぞ」 | 「じゃあ、はいいろで」 ……随分とマイナーな色を(予想外) |

記念撮影。
みなさん太陽光が眩しかったようだ
結構順調
さて、なんとか初の交換会がうまくいって一安心。
早速お次のターゲットを探しながら再びセール会場を徘徊していますと、
再び「あ、あれ可愛いー」との声が。
またまたTシャツに興味を持ってくれた人の声…ではなく、横を歩いていた坂井さんの声でした。
「あれって?」
「ほら、あそこの男の人2人組がやってるお店に飾ってるリラックマ」
「あーヌイグルミか」
「あれ欲しい。次はあそこ行こうよ」
ということで第2のターゲット、決定。
ついでに交換してもらうアイテムも決定。

欲しいったって私物にはなりませんよ坂井さん

ちょうどお弁当タイムの男性の元へ行き、交渉開始。
「…ということで、何かお持ちの物とこのティッシュカバーを交換していただきたいんですけど。何でもいいですよ。例えばそこのリラックマとか(無理矢理)」
「……」
「……」
ちょっと渋い顔のお2人。そもそも強引な物々交換の上に、女性向けなティッシュカバーが引き換えでは困るのも無理はないのですが。
「ダメですか…?や、実はこのティッシュカバー1,200円もするんですよ」
「……」
何度もティッシュカバーとリラックマを見比べる男性。相当悩んでらっしゃるご様子。
しばらく間が空いて、
「…2匹とも?」(※リラックマは店頭に2匹飾られていました)
と男性。
「いや、とんでもない。1匹で十分ですよもちろん」
「…………。
じゃあ、ハイ…」
「え?」
「いいですよ、交換しても」
「えぇ、本当ですか!?やった!」
なんと、承諾のお言葉が!
念願のリラックマのヌイグルミ、ゲット。

満面の笑みの坂井嬢と複雑な表情の男性。
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| 確かにカワイイ | 本当に1,200円もするのか値札を チェックしているご様子。 |
他力本願イベントのわりに、なかなかいい調子で進んでいます。
男性2人にお礼を言ってその場を離れ、再び辺りを探索。
お次のターゲットに選ばれたのは、こちらのアクセサリーショップを営む女性でした。
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| こちらの笑顔の素敵な女性。 | 砂糖菓子ネックレス、というものらしい |
趣旨を説明しいつもどおり物々交換をお願いすると、戸惑いながらもお店で売っていた可愛いネックレスと交換してくださいました。
順調順調。

リラックマを手放したくないのか坂井嬢の笑顔が微妙だ
…と、ここまでは本当に万事滞りなく(?)進んでいたのですが。
この次に出てきたモノが、ちょっと困りモノだったのでした。
投稿者 : サクラクレパス │ 投稿日時 : 2007年11月15日 13:56 │ コメント (0) │ トラックバック (0)
クレしべ長者2
カテゴリー : 第2幕 クレしべ長者こんなん出てきた
細かい経緯は省くとして、先に可愛いネックレスと引き換えに何が出てきたのかオチから言ってしまいます。

これ。
これは何でしょう?
答えはドラム缶です…。
下のベンチの色が写ってピンクの外装に見えますが、本当は全身シルバーのドラム缶です。
程よいサイズで色んな用途に使えるなかなか優れモノ。
提供者はこちらの男性。明らかに女性物のネックレスと交換してほしいという無茶なお願いにも関わらず快く承諾してくださった気の良い方です。

「ネックレスはまぁ記念にしますよ」との優しいコメント
では、いったい何が問題なのかと言いますと。
…ところ狭しと店を広げているガレージセールを動き回るには、こんなでっかいドラム缶はちょっと邪魔なんですよね……。
きっとこのドラム缶、家に1つあると凄く便利なんだと思いますが、ここはガレージセール。
お客さんたちからしたら「色々見て廻りたいのに荷物になるやん」といった感じ、一方お店の人たちからしたら「狭いのに店にドラム缶を置くスペースなんてないで」といった感じ。
とりあえず、そばにいた若い女性に交換をお願いしましたが、「ごめんなさい、許してください」と断られました。
許してください……。

何も悪いことはしていないのになんだか可哀想なドラム缶…
その後このドラム缶を抱えてしばらくセール会場内をさまよい、何人もの方に交換をお願いしましたが、なかなか交渉がうまくいかず。
昼になって更に上がってきた気温に負けそうになりながら交渉を続けていましたが。
断られ続けて30分、結局「このままでは熱中症で倒れてしまう」ということで、一旦休憩を挟みました。
近くの売店でお昼ご飯を買って、ベンチで昼食。
![]() | ![]() |
| 昼食中の自分を坂井さんにコッソリ撮られてた | ダルそうに食べてるって?気のせいです |
ヤキソバを食べながら、ずっと気になっていたことを聞いてみた。
「なあ、この企画ってオチどうするん?」
「オチ?」
「いや、どこまで交換したら終了なん? 全部で何回交換するとか決めてないけど」
なんとも無計画な活動。そう、実は終わり方を全く考えていませんでした。
適当にやっていればそのうち面白いものか高価なものが出てきてなんとかなるだろう、と甘く考えていましたが、そう都合のいい話もなく。

今手元にあるのはドラム缶。これでは終わるに終われない。
「確かに。どうやって終わるか考えとかんと一生続けんとあかんなぁ」
「どうしよか?」
「回数決めよか」
「回数か…。区切りがいいのは10回くらいやろうけど、10回って多いかな?」
「うん」
「かといって7回とか半端な数字もなぁ。なんでそんな数にしたのかって聞かれても答えようがないし」
「ほな回数はやめて、あとで会場内でオチになりそうな物を探そうか。それが貰えたらエンドってことで」
「あー、それええなぁ。そうしよか」
こうして無事オチも決まったのでした。あとは最後を飾るにふさわしいものを探すだけ。
「…ん?でも、そのオチに決めたものを交換してもらえんかった場合どうするん?」
「…そうやなぁ。
その場合はうちのおばあちゃんに壷と交換してもらうわ。家の外で交換してもらってるとこ写真撮るし」
壷?
「最後巨大な壷とかになったら面白くない?」
なるほど、確かに大きな壷を貰ってしまって困る、という図は面白いかもしれない。
けど、今まで交換で出てきた物から考えても、道行くおばあさんにヌイグルミやドラム缶と大きな壷を引き換えさせたなんて言ったら、ゆすり・たかりに近いんじゃないだろうか。
「どうかな?」
「うーん。…後半頑張ろうか」
この時になって、ようやく私はこの企画に危機感を覚えはじめたのでした。
何者ですか
そんな感じで和やかな会話をしながら昼食をとっておりますと、目の前の道で何やら「うわ」「すげー」と突然ざわめきが。
いったいなんだろうと顔をあげますと、
………何ですか、あの方は?

ざわざわ。
目の前を颯爽と歩く、全身ピンクのおじさま。
鞄もピンク、小物もピンク。おまけに頭には兜(ヘルメット? 帽子?)をかぶってらっしゃる。
「うわー。何者やろあの人?」
確かに周囲がざわめくはずです。ものすごい存在感。
しかし、当の本人はこういった状況に慣れているのか、全く周囲の様子を意に介してらっしゃらない様子。
おまけにみんなが携帯電話やカメラを向けると、わざわざ立ち止まってシャッターチャンスを作り、ポーズまでキメていらっしゃいました。
坂井さん「すごい。行こ。あの人行こ。」
私「え?行こうってまさか交換お願いするん?」
坂井さん「えぇっ、行かんの!? 私らのためにいるような人やのに?」
そう言って男性のもとへ全力で走りだす坂井嬢。キレイな顔して行動は随分男らしい。
「こ、こんにちはー…」
肩で息をしながらとりあえずご挨拶。
「ああ、こんにちは」
声をかけられるのにも慣れているのか全く動じない男性。
あらためて近くで見てみると、やはりすごい格好。統一感があるようでないような。
よく見れば随分とたくさんの鞄をお持ちなので、もしかしたら交換してもらえるような物がいずれかの鞄に入っているかもしれません。
なので。
「突然で申し訳ないのですが、私達の今行っている企画にご協力いただけないでしょうか?」
とりあえず交渉開始。

「…で、引き換えるのはその大きい缶?」
「はい」
「……」
渋い顔の男性。
「んー…、交換はOKだけどね。ソレと、ってのはダメかな」
「この缶ですか?」
「うん、そのサイズはキツイね。もっとちっちゃい物なら交換してあげられるんだけど」
「なるほど…」
そうでした。私たちの今の持ち物は例のドラム缶でした。
これだけたくさんの物を身につけてらっしゃるのに、確かにこの缶までは持てないに違いない。
いや、それ以前に、全身ピンクのコーディネイトに、シルバーメタリックの缶を持てようはずがない。
「ほなもしその大きい缶が別の小さい物に交換してもらえたら、また来て。それやったら交換してあげるから」
交換に応じてくださる気は十分のご様子。これは是非ともドラム缶を小さい物に変身させてリトライするしかない。
「じゃあまた小さい物に変えて来ます!」
「うん。僕はまだ当分その辺にいるから」
いったんこの男性から離れ、再度ドラム缶の引き取り手を捜すことにしました。
「あ…、あの人何者なのか聞くの忘れた。」
そういえばそうだ。後で交換してもらう時に聞かねば。
で、何者なんですか?
ただでさえ引き取り手のなかなか見つからないドラム缶したが、これによって更に交換の難易度が上がってしまいました。
1. 交換してくれる人を見つける
2. 迅速に見つける(あの方が帰ってしまうので)
3. 小さい物と交換してもらう
以上の3つの条件をクリアしなければあのおじさまとの交換会は成り立たない。
「なかなか厳しいなぁ…」
早くしないとセール会場から帰ってしまうかもしれない。かといって交換してくれる当てもないし…。
「どうする坂井さん?」
「考えても仕方ないし、小物を売っているお店を片っ端から当たろうか。誰か交換してくれるやろ」
ザ・行き当たりばったり作戦。
「…。
うんまあ考えて動いてもアカンよな。適当に行こか」
結局考える前に行動あるべし。とりあえず端の店からあたることに。
さて、いろんな人に断られ続けたドラム缶でしたが、最終的な行き先はこちらの男性のもとで落ち着きました。

革小物屋さんだそう。

最初はかなり嫌がってらっしゃいましたが、「変わりに貰うものは何でもいいですから!本当〜〜に何でもいいですから!」と必死の(プライドのないとも言う)お願いを続けていると、しぶしぶ「…うん」と頷いてくださいました。
すみませんでした、本当に強引な交渉で……。
ちなみに交換でいただいたのはこちらの革のブレスレット。

ちょっとピンボケ写真でごめんなさい
「何でもいい」を連呼したのにちゃんとした物が貰えてよかったです、本当に。
さて、念願の小さい物に変わったところで、いざあの方のもとへ!
まさかもう帰ってたりしないよな、と思いつつ、会場内を見渡すと…、
いらっしゃいました、入り口に。

よく目立つので捜すまでもない
ちょうど女子高生に写真を撮られている最中の男性に声をかける。
「すみませーん、今大丈夫ですか?」
「ああ、さっきの…。どう?小さい物に変わった?」
「変わりました!ちゃんと小さいですよー」
先程交換でいただいた革ブレスをお披露目。反応はどうでしょうか。
「うん、これやったら全然いいよ」
やった、OK出た!
交換でいただいたのは、ピンクの大きい鞄に入っていたラブandベリーのフィギュア(きせかえフィギュア ラブ(ピタTガール&パステルラブスニーカー)、というものらしい)。
![]() | ![]() |
| 女の子達に人気のフィギュア | 鞄にいっぱい。 |
こういったおもちゃを、小さい子どもに配ってまわっているのだそうです。
ますます謎な方。
「あのー、ちょっとインタビューさせてもらってよろしいですか?」
と坂井さん。
「ああ、いいよ」
とあっさり頷く男性。
「さっきテレビにも取材受けたしね」
「えっ、テレビ!?何のですか?」
「さー、関西の何かだったみたいだけど」
どんな取材を受けたのか非常に気になるところ。
以下、インタビュー。

「あの、普段は何をされているんですか?」
「普段?あー、○○○のあたりで仕事を…」
「どんなお仕事ですか?」
「いや、普通の」
「ガレージセールにはどんな目的で?」
「あぁ、ここって結構古着で安い服をいっぱい売ってるから、買いだめに」
案外普通の目的だ・・・。
「なるほど。ところで、いつもこんな感じで子どもにおもちゃをプレゼントしてまわってるんですか?」
「うん、まあね」
「子どもがお好きなんですね」
「うん、まあね」
「なるほど、分かりました。ご協力ありがとうございました!」
こんな感じでインタビューは無事終わり。
私たちは男性にお礼を言ってその場を後にしたのでした。

ご協力ありがとうございました
…何がわかったのかよくわからない。
うーん、結局何者だったのでしょうか。
つづきを読む>
投稿者 : サクラクレパス │ 投稿日時 : 2007年11月15日 13:55 │ コメント (0) │ トラックバック (0)
クレしべ長者3
カテゴリー : 第2幕 クレしべ長者そろそろ本筋に戻れ
先程の男性と別れ、手元にはラブandベリーのフィギュア。
ふと我に返る。
……なにやってんだ私らは…。
つい夢中になりました。夢中になりすぎて、何をしに来ていたのかをすっかり忘却。
「そろそろ終わる方向に持っていかんと、ヤバイでこれ。ホンマに終わらんよ」
いよいよ危機感。いい加減、何をオチにするのかをちゃんと考えなければ…!
よく考えてみれば、最初の交換からほとんど物の価値が変わっていません。
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| ティッシュカバー(¥1,200) → | ・・・・ | → フィギュア(¥924) |
というか下がっている。
物々交換って、等価引き換えなんだな…とようやく自覚しました。
おまけに、儲ける気満々な売り手と安く買う気満々な買い手の集まるガレージセール。
おまけに、大阪人。(一般的にケチと言われている)
これではなかなかこちらが望むような結果も出ないのも当然かもしれません。かと言って、等価のままでは終われない。できれば壷エンドもやりたくない。
「よし、ラストを飾るにふさわしいものを探そう。それを交換してもらって終わりにしようよ」
「そうやな。もう1回会場を見て廻ろう」
そんなわけで、再びガレージセール会場を徘徊。
今更あせる愚か者共が目を付けたのは、とある夫婦が営むお店。
こちら、様々な手作りジオラマをメインで置いているお店で、見てみるとかなり精巧で格好いいジオラマがずらり。

ジオラマ工房YNというお店らしい
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| これ全部ジオラマ。 | こちらのご夫婦で経営。 |
「うわー、あれええやん。普通に欲しいわ」と、私。(実はジオラマとかボトルシップとか、細かい細工の物が大好き)
「めっちゃ細かい作りやなぁ。結構いい値段やで、どれも」と、坂井さん。
ジオラマのお値段は安くて1,500円。高いものになると1万5千円程もしました。
「あれ最後でええんちゃう?十分見栄えすると思うけど」
とにかく自分が欲しかったので、坂井さんの説得を試みる。
「うん、ええやろー。あの1万5千円のジオラマにしようか」
と坂井さんも乗り気な様子。よかった。
ようやくオチが決まりました。本当にいい加減な計画…。
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| 目指すはコレ、1万5千円なり。 | 船とかもイイ。光って見えにくいかな? |
ですが、ここでもまた問題が。
「このフィギュアとジオラマを交換か…。無理やろな」
明らかに子ども向けのフィギュア。あちらのご夫婦が喜んでくださるとは、残念ながら思えません。
そもそもお値段も千円にも満たない商品。それと1万円以上のジオラマと交換してもらおうというのは、あまりに無謀な気がしました。
「多分交渉するだけ無駄やろうね」
「どうしよか。…まずは先に、交換に応じてくれそうな物を探す?」
「うーん。そのほうが無難かな」
ということで、先にジオラマ店のご夫婦が頷いてくれる品物を探すことに。
実は、こちらについてはちょっと当てがありました。
先程セール会場をさまよっていると、オシャレな植物の寄せ植えを売っているお店があったのですが、あちらの鉢ならいけるのではないかと。
場所はジオラマのお店の斜め前でした。近い。

寄せ植えがずらり
お店では1人の女性が、もくもくと寄せ植えを作ってらっしゃいました。
「あの、今お時間よろしいでしょうか?」
坂井さんが声をかけてみる。
「はい、なんでしょう」
手を止めて応じてくださる女性。
そもそもこちらの女性もこのフィギュアで喜んでくれるとは思えないけど、ダメもとでお願いしてみました。
「…ということで、すみませんが、こちらのフィギュアと何かを交換してもらえませんか…?」
「ええ、いいですよ」
おぉっ!?あっさりOKが!
「嘘っ!え、いいんですか? 本当に?」
驚きのあまり何度も確認をする坂井嬢。
「うん、いいです。店に並んでるのどれでもいいですよ」
わあ、なんて気前がいいんだ。
ビックリするほどすんなり交渉成立。

記念撮影。こんなにスムーズに事が運ぶとは…。
さて、こちらで交換していただいたのは、こちらのプレート。
なかなかオシャレ。自分に欲しいくらいでした。
お話を聞いていると、どうやら普段はインターネットショップのみでこれらの寄せ植えを販売していらっしゃるということ。こうして直販することは珍しいようです。
せっかくなので、そのお店のURLをお聞きしておきました。写真を見て気になられた方は是非。(tot-ziens: http://www.tot-ziens.com/)
……などと雑談していると、突然女性から「あ、もう1個いいですよ」とのお言葉が。
もう1個と言いますと?
「だから、もう1個持っていっていただいて結構ですよ。この人形と、2つの寄せ植えを交換ということで」
「え!?2個もいただけるんですか!?」
「わー!本当にいいんですか!!」
「はい、どれでもどうぞ」
これにはビックリしました。ビックリするほど気前のいい方でした。

再び記念撮影。 後ろの少年のポーズがイイ
女の子向けのフィギュアから、一気に大人っぽいオシャレな寄せ植え2つに。
うまい話もあるものです。
「これならお許しが出るかも……」ということで、女性に深くお礼を述べた後もう一度あのジオラマの店へ。

いただいた植物たちを並べてパシャリ。 本当にオシャレ
もうそろそろ終わりたい
はたしてこちらの植物たちはあちらのご夫婦に気に入っていただけるのであろうか。というか、気に入っていただけなかった場合には、その先どうしたらいいのだろうか。
色々な不安を抱えつつ、まずは奥様のほうに声をかけてみました。
「こんにちはー」
「はい、こんにちは」
とりあえずいつものように趣旨を説明。

「…というわけで、こちらの寄せ植えとどれかジオラマとを交換していただきたいのですけど……」
「…………。
うーん……」
反応はいまひとつ。
「交換ってことは差し上げるんですよね、この中のどれかを。」
「ハイ…、そうなります」
「……………」
やはり渋い顔。
そもそも無茶なお願いなので、渋い顔をされて当然なのですが。
「うーん、ちょっと……」
と首をかしげていらっしゃる女性。
あーもうこれは無理かもしれんなー、とこちらが諦めかかったところで、
「ん?何の話?」
と旦那様がいらっしゃいました。
まぁ今更説明してもどうせダメだろうと思いつつ、再び趣旨を説明。
「……ということなんですけどー」
「あー、なるほどね。うん。
どれでも好きなん持ってってええよ」

どれでも好きなん持ってってええよ
…??
「…はい?」
「どれでも好きなん持って行きって。気に入ったん選び。」
「え??じゃあいいんですか、交換!?」
「その植物と交換やろ、ええよー」
なんということでしょう。大した苦労もなく、あっさりオチのアイテムがゲットできてしまいました。
しかし何とも太っ腹な方…。
視界の端で奥様が引きつった顔をしていらっしゃるのが見えた気がしましたが、きっと気のせいでしょう。
「けど、本当にどれでもいただいていいんですか?」
「ええよ。この辺のやつとかどれでも」
「えー、どれにしよう!」
とりあえず目をつけていた1万5千円のジオラマを第一候補におきつつ、色んなジオラマを見てみました。
どれもかなり精巧な作りで、格好いい。
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| あれこれ目移りしてしまいます | この人形もスゴクいい感じだ |
「これとかでもいいんですか?」
図々しく1番お値段の高いジオラマを指してお聞きすると、
「あー、ハハハ。うーん……(チラ)」
それはさすがに…、というよりは奥様の表情を気にしていらっしゃる様子。ちょっと悲しそうな顔の奥様。
やはりさっきのは気のせいではなかったみたいです。

残念ながらゲットならず。
「そうやなぁ、ほな一番高いのはあげられんけど一番の自信作をあげようか!」
そう言って旦那様が取り出されたのはこちらのジオラマ。

フィルムで見えにくい

フィルムとケースを外すとこう。
…格好いい。
本気で格好いい。
お値段は4,500円とそんなに高くはないですが、レトロな雰囲気あふれる味のあるジオラマ。看板にはちゃんと駅名が書かれていたり、ホームの屋根の下に時計がついていたりと細部までかなりのこだわり。
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| 見てくださいこの細かさ | ちゃんと駅名まで入ってる。 プレートの大きさは約1cm |
値段がどうとか企画のオチとしてどうとか考える前に、とにかく私がコレを欲しい。
「これいただいてもいいんですか!?」
「あぁ、いいよ。気に入った?」
「すっごい気に入りました!やった」
奥様の様子を見てみると…、
まぁもうこれくらいは仕方ないか、といった感じの表情をされていました。
ということは。
無事、最後の交換の交渉成立!!
長い道のりだった……!

最後の記念撮影。なんだか感慨深い
「実はこの植物欲しいなーって思っててん。嬉しいわぁ」
と旦那様。斜め前に位置する先程の寄せ植えのお店をずっとチェックされていたとか。
おお、ドンピシャ。
早速店先に飾ってらっしゃいました。
ようやく終わりました
この企画、スタートしたのは10時で終わったのはお昼の3時。
5時間もやっていたようです。
後半は何かと、自らの欲望に従って走った感じもしますが気にしない。
では、最後にダイジェスト版で一日を振り返ってみましょう。
以下、エンドロール
企画・取材
E.サカイ
N.ハラタケ
記事作成
N.ハラタケ
Special Thanks
S.ニシムラ
K.ヤマモト(K.stadio)
ガレージセール出店者の皆様および来場者の皆様
投稿者 : サクラクレパス │ 投稿日時 : 2007年11月15日 13:54 │ コメント (0) │ トラックバック (0)
クレしべ長者 ダイジェスト版
カテゴリー : 第2幕 クレしべ長者ダイジェスト版

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値段の移り変わり
クレパス太巻単色 (¥68)
↓
ティッシュカバー (¥1,200)
↓
リラックマぬいぐるみ (¥?)
↓
砂糖菓子ネックレス (¥1,500)
↓
ドラム缶 (¥500)
↓
レザーブレスレット(¥800?)
↓
おしゃれ魔女ラブandベリーきせかえフィギュア
(ラブ ピタTガール&パステルラブスニーカー) (¥924)
↓
多肉植物寄せ植え×2 (¥2,000?)
↓
鉄道ジオラマ (お金で買えない価値がある)
投稿者 : サクラクレパス │ 投稿日時 : 2007年11月15日 13:53 │ コメント (0) │ トラックバック (0)
クレしべ長者 おまけ
カテゴリー : 第2幕 クレしべ長者ラストの写真をプロに撮っていただいた
会社に戻ってから、上司に「最後は何になったん?」と聞かれたので、自慢げに「ジオラマです!!」と答えたのですが。上司の反応は、
「…。へえー、そうなんや」
あれ、微妙?
「いや、本当格好いいんですよ。すごい精巧な作りで」
「…。ふーん、そうなんや。」
…きっとあの実物の細部までこだわったのを見ないと分からないんでしょう。
そう結論して、前回の企画のときにもご協力いただいたプロのカメラマンさんに連絡をし、わざわざ写真を撮っていただきました。
カメラマンの山本さん、前回に引き続き大変お世話になりました…!
毎度毎度すみません。

本物の駅ではありません。ジオラマです。

ホームには電車を待つおばあさんと子どもが

電車模型カッコイイなぁ

こちらが全体像。
| □ 私にも一言くらいしゃべらせろということなので、以下坂井さんよりコメント □ このジオラマは原武ピエロにあげることにしました。というか、このジオラマを私が持って見る度に、持ち方に注意が入るほどの気の入りよう……。 早く持って帰って欲しいです。 |
| 坂井 |
投稿者 : サクラクレパス │ 投稿日時 : 2007年11月15日 13:52 │ コメント (0) │ トラックバック (0)



































