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『香川のクレパス』制作日記
取材当日、お馴染み人事の坂井さんと私は朝から香川県入り。
限定クレパスの場所を何故香川に設定したかといいますと、この日香川県高松市に所在する高松第一高校へ美術部の取材に伺う予定だったからです。
坂井「またついでかよ。」
まぁまぁ。
それでは早速、それぞれの色ができるまでの様子をご紹介!
さぬきうどんいろ [讃岐うどん色] 
この企画をすると決まった時から勝手に白はコレだ!と既に決められていた『さぬきうどんいろ』。
実物を拝もうと、香川に到着して即うどん屋へ直行。

高松市内のうどん屋『竹清(ちくせい)』
香川の人気うどん屋ランキングにいつもランクインしている人気店、『竹清』。同時に私の学生時代の行きつけのお店でもあります。(昼食の8割はココのうどんでした)
ではさっそく。

「美味しそー!……でもなんかちょっと黄色いような…」
「や、多分ダシの色が付いてるだけやって」
「うーん……」

うどん1玉(¥140) 安い
「…まあええやん食べてみって」
「うん。
……あ!コレ美味しいわ!」
「やろ?」
「うん、ホンマに美味しい。さすがさぬきやな」
この後会話もなくうどんをむさぼる坂井・原武。
いやぁ。本当に美味しいうどんでした。
本場はやはり違いますね!

…で、ココ来た趣旨は何やったっけ?
きみいろ [黄身色] 
こちらの『竹清』というお店は、どちらかといえばうどんよりもてんぷらのほうが有名かもしれません。
こちらはそんな『竹清』名物、半熟卵てんぷら。
「あ!コレヤバイ!!美味しいわ!」
「やろ?」

どろり
本当に美味しいてんぷらでした。
せっかくなので、この半熟卵てんぷらの黄身の色を黄色にすることに。
『きみいろ』と聞いて『君色』だと思っちゃったロマンチストがこの記事を読んでくださっている方々の中にいっぱいいると嬉しいです。
うどんちくせいのれんいろ [うどん竹清暖簾色] 
私達だけで考えるのも何なので、現地の人の意見も聞いてみました。

『竹清』店主の奥様。
別名てんぷらのおばちゃんで親しまれているこの方。
お店に私が行くのは実に2年ぶりでしたが、ちゃんと覚えていてくれていました。よかった。
原武より趣旨説明
「…で。
そんな訳やねんけど、どっかにいい色ないかな?」
おばちゃん「いろ?色て何?」
「いや、だからこの中のクレパスに似た色の建物がある、とかそういうのない?何色でもOKやけど」
おばちゃん「まぁ〜!そんな事やってんの。似た色を探す。ほー」
「うん。何かない?適当に」
おばちゃん「いやぁー、アンタ!そういうのんはなぁ、官公庁に聞くんが一番ええ!」
えっ!官公庁!?
おばちゃん「そうやん、官公庁やん。官公庁はここらで言うたら…そこの道出てまっすぐ行ってそんで」
「あ、いやいやおばちゃんゴメン。そこまでする程のビッグな企画やないねん。ほんの遊びの企画で」
おばちゃん「諏訪さぁん!!(←従業員さん)
この子ら会社の企画で香川県の限定クレパスを作るんやてー!」
諏訪さん「まぁそうなん?へー凄いねぇ〜」
おばちゃん「そんなん言うたら官公庁に相談するのが一番やろ?」
諏訪さん「ああ、そうやねぇ。それがええわ」
おばちゃん「やっぱりこういうのんはいい加減やったらアカン!ちゃーんとせんと」
「…えーと、あー。うん。ほなこののれんを緑クレパスにしていい?」

そんな感じで、『うどんちくせいのれんいろ』誕生。
おばちゃん「ええけど、もう少ししたらのれんの色オレンジに変える予定やで」
「えっ!!?」

相変わらず面白いお人でした。
つだのまつばらうみいろ [津田の松原 海色] 
続けてもっと現地の人の意見を取り入れようと、今度は『竹清』の側に停まっていたタクシーの運転手さんに聞いてみました。
坂井さん「あのー、ちょっとご協力いただきたいのですが。」
運転手さん「はい、何でしょう?」

意見を取り入れるというか ただの他力本願
坂井さんより趣旨説明
「へー、そんな事を。香川のクレパスを作るために色を求めて、ってことですね。すごいなぁ」
と興味を示してくださる運転手さん。ありがとうございます。
…また官公庁に行けと言われないよう先に「あ、いえ。そんなにすごい企画では」と牽制を入れる坂井嬢。
坂井さん「それで何かないでしょうか?例えば青で」
運転手さん「青…青ねぇ。うーん。この辺りで青って言ったらやっぱり津田の松原の海かなぁー」
なるほど。海ですか。なかなか堅実な意見。
運転手さん「綺麗ですよー。こう、砂浜が続いていて、松の林があって」
坂井さん「それが青。」
運転手さん「ええ、見に行ってみますか?いい所ですよ」
坂井さん「近いんですか」
運転手さん「あんまり近くないです」
津田の松原という場所は高松市外にあると言うことなので、スケジュールの都合上泣く泣く見に行くのは断念。

代わりに帰りに高松の海をパシャリ。
見事なまでの灰色
こいはみずいろ [恋はみずいろ] 
もう1人、別のタクシーの運転手さんにも聞いてみました。

同じく坂井さんより趣旨説明
「はー、なるほど。面白い企画ですね」
と、こちらの運転手さんもなかなか乗り気。よかった。
「ありがとうございます。それで、例えば水色とかで何かないでしょうか?」
運転手さん「水色ねぇ…。やっぱ空とか?」
坂井さん「どこの空ですか?」
運転手さん「? あーそっか。でも、どこって事もないしなぁ。」
坂井さん「んー、でも一応名目が香川限定クレパスなので、出来れば地名とかを入れたいんですが」
運転手さん「そうかぁ。
あ、そういえば昔『恋はみずいろ』なーんて歌がありましたねぇ」
?
運転手さん「あべ静江?いや天地真理だったかなぁ歌ってたのって。『恋はみずいろ』!えへへ」
「…、えーと?」
運転手さん「うん、あったあった、そんな歌!ご存知ないですか?
いやぁー、でも何で恋が水色なんでしょうねぇ。青春は水色!ってことなのかなー」
坂井さん「……」
「…うん、ええんちゃうかな面白いし」
坂井さん「そやね。香川全く関係ないけど」
ちなみにあべ静江さんの歌は『みずいろの手紙』、天地真理さんの歌は『水色の恋』でした
じょうとうちょうおいろけいろ [城東町お色気色] 
調子に乗ってもう1色聞いてみました
運転手さん「ピンク?」
「はい。何かないですか?」
運転手さん「いやぁ、タクシーの運転手なんかしていてピンクっていうと、その、やっぱソッチ系が思い浮かびますねぇー」
「?…あぁ。大人のお店。」
運転手さん「アハハハハまぁここらで言ったら城東町って場所がありましてね。海際にあるんですが、そこはもうソッチの店だらけでして。もう城東町イコールそれ!みたいな」
「はあ」
運転手さん「夜中にねぇ、こうお客さんを乗せると、『ピンクよろしく!!』なんて言ってくる人もいまして。『ピンクよろしく!!』。フフ。
だからもう僕はピンク言うたら城東町というか、お色気しか思いつきませんわー」
「そうですか」
運転手さん「アハハハハまぁ男やからそうなんかもしれないですけどね。女性に聞いたら他の答えもあるんかもしれないですけど」
「男性の脳内では ピンク=お色気 ですか。なるほど」
運転手「いやぁ〜、だってピンクって他に何かありますか、お色気以外で。何もないでしょう」
「(……言い切るなぁ)」
「あ、すいません。『ピンク』じゃなくて『ももいろ』でした、色名」
運転手さん「あぁーなんだ。ももいろなら別のイメージ湧きますよ、ちゃんと。」
「え?そうなんですか?」
運転手さん「そりゃあ。ももいろでしょ」
「例えばどんな?」
運転手さん「あー。ももって言ったら岡山県ですね、やっぱ」
「…すいません、香川のクレパスを作ろうって企画なんですが」

いいキャラでした。
しんせつなあおおにくんいろ [親切な青鬼くん色] 
では、ここからは香川県内での街の風景から。

観光客を暖かく迎えてくれる『親切な青鬼くん』
![]() | ![]() |
| 高松駅前にいます | 物騒なモノをちらつかせていても親切です |
台座に書いてある文を読むと、青鬼くんは童話「泣いた赤鬼」に登場する青鬼らしい。人間と仲良くなりたい赤鬼のために、自ら悪役をかって出て赤鬼の望みを叶え、最後にはどこかに1人ひそかに去っていく優しい青鬼。こんな所にいたんですか。
ちなみに香川県には鬼ヶ島があるようなのですが、鬼の像が駅前にあるのはその辺も関係するのかもしれませんね。
もとやまのさかなやいろ [元山の魚屋色] 
こちらは琴電元山駅から少し離れたところにある魚屋さん…?です。

りつりんしきらくがきいろ [栗林式ラクガキ色] 
―栗林病院前―
「原武さん!何かヘンなラクガキが!」
「ん?何?」

栗林病院の横にある建物

ただの数字なのにやたら不気味
りつりんこうえんのしんりょくいろ [栗林公園の新緑色] 
残りの色については再び現地の人の意見を取り入れようと、この日取材で訪れた高松第一高校、通称高一(たかいち)にて意見を聞いてみることにしました。

こちらの高松第一高校は栗林公園のすぐ近くに位置していて、その日も部員全員で栗林公園へ向かい、園中で写生をするとのことでした。
なんかいいなぁ。
| 企画にご協力いただいたのは、美術部顧問の御厩先生。1日香川をウロウロしてそれでもコレだ!という色の見つからなかった残り3色(きみどり、ちゃいろ、くろ)について、無理矢理ふってみました。 |
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御厩(みまや)先生。とても優しい方です。 生徒達に人気なのも納得…
御厩先生「あぁー、なるほど。そんな企画をされてたんですね」
坂井さん「はい。できればご協力いただきたいんですけど」
御厩先生「えーと、何色でしたっけ。黄緑?
……う〜〜ん、コレなかなか難しいですねぇ」
坂井さん「何でもいいですよ。」
御厩先生「んー、黄緑…………。…何かあったかなぁ……。んー……」
坂井さん「建物の色ーとか植物の色ーとか」
御厩先生「…あ!!栗林公園の新緑の色なんてどうです!?」
坂井さん「なるほど! …ベタですね」

キレイな新緑です
たかいち80さいそてついろ [高一80歳ソテツ色] 
「それでは、次は茶色をお願いします。」
御厩先生「茶色……茶色かぁ。うーん、なかなかないもんですね、改めて考えると」
坂井さん「そうですよね」
御厩先生「あぁ、でもそういえばアレは結構いいかも。ソテツ。」
「ソテツ?」
どうやら高松第一高校の正門付近のロータリーにソテツがあるそうなのですが、そちらのソテツはなんと高松第一高校が開校した時からあるものだとか。
御厩先生「今年で丁度学校創立80年なので、あの木も80歳ってことですね」
「それ凄いですね。ちょっと見せていただいてもよろしいですか?」
御厩先生「はい、いいですよ」
そんなわけで、こちらが件のソテツ。

なかなかにイカツい木。
創立から高松第一高校を見守ってきた木として、ちょっとシンボル的なソテツだそうです。確かに結構な風格があります。
「うわー、格好いいですねこのソテツ!」
御厩先生「どうです?こちらが茶色ってことで?」
坂井さん「もちろんOKです!ありがとうございます!」
たかいちせいふくいろ [高一制服色] 
長かった香川色探しの旅、最後の1つとなりました『黒』。
うどんいろに始まり、ラクガキの色やら恋の色やら色々と出てまいりましたが、最後の締めくくりにこれぞ香川!という素晴らしい『黒』を御厩先生にお願いしました。
御厩先生「あ、ウチの高校の制服黒ですよ」
「…………」
おしまい
以下、エンドロール
企画・取材
E.サカイ
N.ハラタケ
コメンテーター
O.タカハシ
記事作成
N.ハラタケ
Special Thanks
S.ニシムラ
うどん『竹清』の皆様
高松第一高校美術部様
高松市内でアンケートにご協力いただきました皆様
→ たのしい香川県
投稿者 : サクラクレパス │ 投稿日時 : 2008年06月19日 14:02
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