
子供の絵を評価するポイントは2つあります。 1つは、先生の指導が子供の発達をうまく引き出しているかどうか。 もう1つは、その子供の描いた絵が芸術的に優れているかどうかです。 当展覧会では、後者の観点から子供の描いた絵の多彩な芸術性を評価・顕彰していきます。 これによって、絵を描くことが好きな子供やアーティストを目指す子供たちを増やし、また優れた才能の子供を世に送り出すことをめざして開催しています。

設立以来、計69回の展覧会を実施(令和7年3月31日時点)。 これまでに全国の園児・児童・学生たちから寄せられた作品数は 約41万8千点、うち受賞点数約9万点となっています。

当展覧会は昭和31年(1956)、各美術団体の気鋭の画家と 「全日本学生書道連盟」理事長の柳田泰雲氏らによって開催されました。 昭和37年(1962)にはその活動が認められ、財団法人教育美術振興会(※現・公益財団法人教育美術振興会)の 後援を得て、約70年にわたって絵を描くことが好きな子供たちを顕彰し続けています。
東京都美術館外観(東京都美術館提供)
※公益財団法人教育美術振興会 … 昭和12年(1937年)サクラクレパスの創始者である佐武林蔵が中心となり発足しました。以来約80年に渡って日本における美術教育の進歩と振興を目指しています。その間、昭和27年(1952年)に財団法人として認可、平成24年(2012年)には公益財団法人として認可されました。大正11年(1922年)より続いている「全国教育美術展」を毎年開催するほか、昭和10年(1935年)に創刊した雑誌『教育美術』も継続・発行しています。そのほか図工・美術の先生方に対して、その実践研究を表彰する事業として「教育美術・佐武賞」を設けるなど、今も積極的に造形・美術教育への支援を続けています。