

審査員推薦作品
「何でも屋」
【講評】審査員:山本 貞先生
狭い空間に色々なものが並んで売られている。本当に子供にとっては好きな品物ばかりだ。
しかも、よく見ると、そこに座っている幼い子供が、何とパソコンを操作しているではないか。きっと、この子はこの店の「支配者」なのだ。
いま立派な高校生になって、こんな店にノスタルジーの気持を抱いて、こうした絵を描いているのだろうか。
審査員推薦作品「何でも屋」

審査員推薦作品
「「生物」室は、生きている。」
【講評】審査員:遠藤 彰子 先生
梁田菜摘さんの作品は魚眼レンズのような歪んだ画面が独創的で目を引きました。生物室の様々な道具が置かれている教室は日常でありながら、別の世界に迷いこんだような不思議さがあり、昔、私も生物室で感じた事が蘇りました。色彩も美しい良い作品です。
審査員推薦作品「「生物」室は、生きている。」

審査員推薦作品
「刹那」
【講評】審査員:大沼 映夫 先生
岡本涼花さんの仕事は画面が二つにわれてしまったが、色彩がすくなくそのため画面全体が二つにわれることにはならずにすんだ。上下の色彩に、もう少し変化があっても良かった様に思いました。
審査員推薦作品「刹那」

審査員推薦作品
「倣う」
【講評】審査員:大津 映敏 先生
人も魚たちも大海原、もしくは地球上に生を受け、そしてそれぞれの希望に満ちて飛び立つのであろうか。右上にかすかに、おぼろげに描かれているのは人の顔か、もしくは作者自身の顔なのであろうか。
絵は描くことが、人たちの心の中を表現することが大切な行為であろうことを見る人に語りかけているように感じられる作品であるように思う。特に後ろ姿の男性裸像が、より多く見る人に語りかけているように思う。
審査員推薦作品「倣う」

審査員推薦作品
「心の城」
【講評】審査員:高木 匡子 先生
この一枚の絵を観た時にドキッとした。寝ている青年の横で彼を優しい目で見守るようにいる虎。
タイトルは「心の城」自分自身が解放できる空間でスヤスヤと寝ている。彼にとって動物は人間と同じ大切な存在なのだろう。そして自分自身の持っている「心の城」で彼は日常のストレスから解放されエネルギーを保ち生きている。そういうメッセージが伝わってきた。絵の具の使い方も素晴らしく、一つ一つのディテールを細部まで思いながら描いている、 見事な一作だと思う。
審査員推薦作品「心の城」
