株式会社サクラクレパス


人物の下塗り 人物の下塗り 人物の下塗り

人物の下塗り

クレパスを上手に使うコツは、力を入れずに軽くやさしく塗っていくことです。力を入れすぎて強く塗ると、塗り重ねる色がすべって乗らず、きれいな混色ができなくなります。色の薄い層を何層も重ねるような気持ちで、塗っていきましょう。

人物の白い洋服を塗る

淡い紫色や淡い青色の寒色系で陰影部分を下塗りします。明るい陽射しの中に立つ女性の白い服の、清楚な色合いを表現するために、下塗りの色は淡い寒色系の色を使います。下絵に描かれている線に沿って、ていねいに色を塗っていくと、洋服のヒダの感じが自然に表現できます。

光の当たった部分と影の部分の境目に、黄土色を重ねていきます。白い洋服の光の当たっている部分を淡い黄色で塗ります。さらに、鮮やかで強いピンク色を塗って色合いを濃くして、洋服の立体感を表現していきます。

手と顔を塗る

はじめに手と顎は、赤みがかった褐色で塗っていきます。次にやや薄い褐色系で手と顔を塗ります。細かい部分や、細い線はクレパスの角を使って描きましょう。さらに、右手の傘で陰になっている暗い手元部分を、こげ茶色で塗ります。

ショール、胸元、手、髪、帽子を塗る

日傘で影になっているショール、胸元、手に淡い空色を塗り重ねます。茶色系の色で下塗りした手の部分に、淡い空色塗り重ねると、肌の色に深みを与えると同時に自然な色合いになります。髪の毛は青色で、帽子は黄土色で塗ります。下塗りでは思わぬ色を使うように感じるかも知れませんが、クレパスは上から色を塗り重ねるときれいに色が混色され、落ち着いた美しい仕上がりになります。

日傘を塗る

日傘の布を通して透ける陽の光を表現しましょう。まずは、日傘全体を明るい黄緑色で塗ります。日傘の緑の濃い部分には深緑色を塗ります。日傘の根元になる中心の明るい部分には、淡い黄色で色をなじませるように重ねていきます。さらに、陽が当たっている部分には、淡いピンク色を塗り重ねていきましょう。傘の柄部分には、薄い褐色を塗り、内側の骨組みの部分は、濃い青色を塗ります。

草むらの下塗り

草むらの下塗り

人影になっている一番暗い部分に、深緑色と鮮やかな赤色を塗ります。揮発油(ホワイトスピリットなど)で、クレパスが溶ける特性を生かしたクレパスのふきとり技法を使って、赤色と深緑色のクレパスを溶かして色をなじませていきます。ふきとり技法で色を溶かしてのばすと、やわらかくぼかした表情やグラデーションが手軽に表現できます。

陽が当たり明るくなっている草むらの部分には、黄緑色、黄色、オレンジ色、朱色、ピンク色などの明るく鮮やかな色で下塗りをしていきます。草むらの下塗りは部分ごとに分けて、その部分の色合いに合わせて使う色を変えながら、大胆に濃く塗っていきましょう。全体の下塗りが終わったら、再度ふきとり技法を使い、色をなじませます。

空と雲を塗る

空と雲を塗る

人影になっている一番暗い部分に、深緑色と鮮やかな赤色を塗ります。揮発油(ホワイトスピリットなど)で、クレパスが溶ける特性を生かしたクレパスのふきとり技法を使って、赤色と深緑色のクレパスを溶かして色をなじませていきます。ふきとり技法で色を溶かしてのばすと、やわらかくぼかした表情やグラデーションが手軽に表現できます。

陽が当たり明るくなっている草むらの部分には、黄緑色、黄色、オレンジ色、朱色、ピンク色などの明るく鮮やかな色で下塗りをしていきます。草むらの下塗りは部分ごとに分けて、その部分の色合いに合わせて使う色を変えながら、大胆に濃く塗っていきましょう。全体の下塗りが終わったら、再度ふきとり技法を使い、色をなじませます。

人物の重ね塗り

人物の重ね塗り

人物の重ね塗り

人物のショールを青色で描いていきます。その後、褐色のクレパスを使って色をなじませます。下塗りした白い服の上に白色と淡い黄色を塗り重ねます。この淡い黄色や白色を塗り重ねることで、白い洋服にさらにリアルな立体感を表現することができます。

日傘の内側に淡い青色を重ね、傘が透けている感じを表現します。人物の腰の部分あるコサージュをオレンジ色と赤色で塗っていきます。

草むらの重ね塗り

草むらの重ね塗り

草むらの重ね塗り

人物の影で暗くなった部分に濃い緑色を塗ります。さらに、そのまわりに黄土色と黄緑色を塗り重ねていきます。スクラッチ技法を使い、塗り重ねた部分を木べらや木ぐしなどで削り取ると下塗りした色が現れ、細かな草の一本一本を表現することができます。削り取ったあとは、再度クレパスを塗って色をなじませます。部分ごとに色を重ねながら、スクラッチ技法を用いて草をていねいにえがいていきます。

下塗りした色の上に、塗り重ねたい色がうまく重色できない場合には、クレパスワニステクニカルコートをスプレーすると色がのるようになります。

草むらの明るい部分には、淡い緑色や黄緑色を塗ります。スクラッチ技法を使い、細かな草の流れを表現しながら色を塗り重ねていきます。木ぐしや木べラなどのクレパスマスターツールセットを使ってみると、思いのほか手軽に表現ができます。

完成へみちびく

完成へみちびく

陽の当たっているドレスに、パレットの上でこすって軟らかくし たクレパスを、指先で画面に盛り上げながら塗りつけていく盛り上げ技法で、重厚感を表現していきます。たっぷりとクレパスを盛り上げる部分をつくることによって、画面に密度が出て、作品の完成度がぐっと増します。作品が仕上がったらクレパスワニスフィニッシュコートをスプレーします。このスプレーには、画面に薄い保護膜を作り、色落ちや色移りを防ぐ効果があります。