人物の下塗り
クレパスを上手に使うコツは、力を入れずに軽くやさしく塗っていくことです。力を入れすぎて強く塗ると、塗り重ねる色がすべって乗らず、きれいな混色ができなくなります。色の薄い層を何層も重ねるような気持ちで、塗っていきましょう。
人物の白い洋服を塗る
淡い紫色や淡い青色の寒色系で陰影部分を下塗りします。明るい陽射しの中に立つ女性の白い服の、清楚な色合いを表現するために、下塗りの色は淡い寒色系の色を使います。下絵に描かれている線に沿って、ていねいに色を塗っていくと、洋服のヒダの感じが自然に表現できます。
光の当たった部分と影の部分の境目に、黄土色を重ねていきます。白い洋服の光の当たっている部分を淡い黄色で塗ります。さらに、鮮やかで強いピンク色を塗って色合いを濃くして、洋服の立体感を表現していきます。
手と顔を塗る
はじめに手と顎は、赤みがかった褐色で塗っていきます。次にやや薄い褐色系で手と顔を塗ります。細かい部分や、細い線はクレパスの角を使って描きましょう。さらに、右手の傘で陰になっている暗い手元部分を、こげ茶色で塗ります。
ショール、胸元、手、髪、帽子を塗る
日傘で影になっているショール、胸元、手に淡い空色を塗り重ねます。茶色系の色で下塗りした手の部分に、淡い空色塗り重ねると、肌の色に深みを与えると同時に自然な色合いになります。髪の毛は青色で、帽子は黄土色で塗ります。下塗りでは思わぬ色を使うように感じるかも知れませんが、クレパスは上から色を塗り重ねるときれいに色が混色され、落ち着いた美しい仕上がりになります。
日傘を塗る
日傘の布を通して透ける陽の光を表現しましょう。まずは、日傘全体を明るい黄緑色で塗ります。日傘の緑の濃い部分には深緑色を塗ります。日傘の根元になる中心の明るい部分には、淡い黄色で色をなじませるように重ねていきます。さらに、陽が当たっている部分には、淡いピンク色を塗り重ねていきましょう。傘の柄部分には、薄い褐色を塗り、内側の骨組みの部分は、濃い青色を塗ります。