無題  Name : A.O  Material : 透明水彩
■講師からのコメント
静物画の範疇を越えてオリジナルのイメージ画としての面白さを感じさせる作品です。特に左上の花の表現、花そのものはあまり描き過ぎず背景の暗さ、色のしぶさで浮かし出しつつ「やりすぎない」バランスが絶妙です!(渡辺聡)


   祇園祭の山鉾巡行  Name : 安達 慈由子   Material : 透明水彩
■本人のコメント
色が鮮やかに出せました。細かい模様が苦労しました。
■講師からのコメント
祇園祭の山鉾の山車一つをクローズアップし、そこにある繊細な装飾を見事に再現することができました。緞帳に織り込まれた細かく華やかな風景や文様やそれに対なす大胆で鮮やかな緋色の色面の垂幕など、楽しく美しく描き上げられたと思います。(市川伸彦)


   秋の山  Name : いしいひろみ   Material : 透明水彩
■本人のコメント
空の感じが気に入っています。にじませると汚い色になってしまうところが苦労しました。
■講師からのコメント
意図的にムラを作り、風景イメージに活用する手法がうまくいきました。資料写真を見ながらもそこから脱離した表現の模索が難しくも楽しい所です。黄から黄土、黄ミドリ、オレンジへの色の変化が美しく観る者の想像力をふくらませる絵です。(渡辺聡)


   青い池  Name : 大石 祥子   Material : 透明水彩
■本人のコメント
青い池が気に入っています。
■講師からのコメント
透明感のある水面をにじみ、ぼかしといった水と絵の具のせめぎあいをコントロールし、スピーディな筆さばきによりうまく表現したと思います。その大胆さに対し奥の白樺や杉の森、手前の草地等の繊細な描写は画面に奥行とともに緊張感を加えています。(市川伸彦)


   ポルトガル  Name : 大村 眞佐子   Material : 透明水彩
■本人のコメント
建物が気に入っています。日陰と花が苦労しました。
■講師からのコメント
明るく青い空の下、白く輝く教会の建物がはっきりとしたコントラストにより鮮やかに描かれました。それを脇より支える華やかな色彩の花々、石畳に映る樹の影等を丹念に神経を行き届かせ描き表されたと思います。(市川伸彦)


   橋のある風景  Name : 大森 一茂   Material : 透明水彩
■本人のコメント
川の表現に苦労しました。
■講師からのコメント
橋のある町ですが橋の後ろにある物を途切らせず、遠近もしっかりと感じさせる濃淡が見事です。そのおかげで空間としてのひろやかさが感じられたいへん落ち着いた雰囲気の絵となりました。橋、水面の描写も美しいですね。(渡辺聡)


   カペル橋  Name : 小山 清美   Material : 透明水彩
■本人のコメント
橋の古びた雰囲気が気に入っています。川の水面の表現が苦労しました。
■講師からのコメント
古い古い奇妙な形状をもつ橋。その面白い形を丹念に瓦一枚一枚にも神経をかよわせ、しっかりと描くことができました。資料となる写真風景はやや暗かったのですが、それを明るい空の下に変化させ色を鮮やかにする事ができたと思います。(市川伸彦)


   落書き  Name : 榊原 紀代美   Material : 油彩
■本人のコメント
バスの落書きが気に入っている点でもあり苦労した点でもあります。
■講師からのコメント
思い切った構図がバスのスケールと子供の可愛らしさを表現しています。廃車になったバスが新鮮な感覚で表現されていて素晴らしいと思います。(大塚伸一)


   小菊  Name : 芝田 玲子   Material : 透明水彩
■本人のコメント
背景の色調が気に入っています。手数少なく菊の形を出す事が苦労しました。
■講師からのコメント
抽象画的色彩の遊びの空間に、フンワリと白く可憐に浮かびあがる小菊の花。描き方は簡素ながらしっかりとその花の持つ個性を感じさせ表現されたと思います。色彩も上品で美しく構成出来ました。(市川伸彦)


   今日の気分はこの色  Name : 田口 秀子   Material : パステル
■本人のコメント
一所懸命いろいろな色を使って肌を作る事に力を入れました。手の指の表現が難しかったです。
■講師からのコメント
「今日の気分はこの色」グッとくるタイトルです。指先の赤いネイルの彩度と口紅、テーブル上の赤いビンとの赤の連動性が観る側の気分を高めてくれ魅力的です。それを支える肌のハーフトーンの幅広さに、いつも以上に田口さんの色感の豊かさを感じます。骨格への厳しさも更に意識してよりゆったりと大きな空間表現をめざして下さい。(弓手研平)


   やませみ  Name : 早瀬 幸子   Material : 油彩
■本人のコメント
やませみと背景の色の組み合わせが気に入っている点でもあり苦労した点でもあります。
■講師からのコメント
いつも通りしっかりテーマを持ち、自信を持った表現で可愛い動物を描かれています。ピンクのバックが寒いだけでなく明るい表情になって画面に表れています。(大塚伸一)


   奈良公園『水谷茶屋』  Name : 藤原 正巳   Material : 透明水彩
■本人のコメント
わら屋根の描写が気に入っている点でもあり苦労した点でもあります。
■講師からのコメント
丹念に描き込まれた描写が素晴らしい作品です。同時に明暗の変化と色相の変化も充分にとらえられ、立体や空間を強く感じさせる作品でもあります。特に地面の美しさ、奥行が特筆ものですね!(渡辺聡)


   フランス・プロヴァンス  Name : 松本 たづ子   Material : 透明水彩
■本人のコメント
階段が気に入っています。窓越しに見えるお店の中が苦労しました。
■講師からのコメント
フランスの洒落た路地の風情が細やかなペンと明るくさわやかな水彩の色調とにより描かれました。石組の壁、階段、歩道等の細部の描き込みが程良く画面に密度を与え、蜂蜜色の骨董店の壁が絵全体を輝かせています。(市川伸彦)


   無題  Name : M.S   Material : クレパス
■本人のコメント
生花を横にして画くことにこだわった事が気に入っています。落葉を風に吹かれて明るく動く様に画きたいと思いながら暗くなってしまいました。
■講師からのコメント
落ち葉の色あいに対して、水差しの白が美しい作品です。顔のようにも見える水差し、その上に置かれた花の配置によって不思議な物語性を帯びた作品になりました。それらをしっかりと支える落ち葉の色あいの美しさ、適所に入る落ち葉の重なりの影が見事です。(渡辺聡)


   祈り  Name : 釜本 洋子   Material : アクリル・パステル・モデリングペースト
■本人のコメント
赤い線がキレイに入りました。彩度、明度の調整で大地の広がりを出すのに苦労しました。
■講師からのコメント
日本人の心にキュンとくるミレーの晩鐘の空気感を釜本さんの感覚で透明感をもって表現出来ました。人物や芋、遠景の処理など説明的にならず、黄昏時の心地良いあいまいさが心をくすぐります。夕日を表す赤が、背景の黄、青の色面に対して程良いアクセントになっている点もキレの良さを感じます。「土」という普通のモチーフにミレーのイメージを重ねることで、一段昇華したように思います。(弓手研平)


   そよぐ  Name : 木野 敦子   Material : 日本画
■本人のコメント
蔦のかんじがとても好きです。春の空に向かって元気に咲くチューリップを表現する事が苦労しました。
■講師からのコメント
岩絵具で描く初めての絵とは思えぬ完成度で、柔らかくゆれるチューリップは踊っているようでもあり、また下方のつる草のしぶい色や濃い調子と背景の雲の白さとの対比も効果的に春風を吹かせています。記念すべきいい作となりました。(北斗一守)


   ボルドーワインの里 サンテミリオン  Name : 坂本 正史   Material : 色鉛筆
■本人のコメント
古い街並みとどこまでも続く一面のブドウ畑。味わったワインの味と共に強く印象に残っています。古い街の雰囲気がどこまで描けたかな?
■講師からのコメント
3号の小さな画面の中にうまく風景が収まっています。主役と脇役の力関係が描き分けられていて、観ていて心地よい空間となっています。手前のテーブルとイスの並びがちょっとしたリズムとなっていて、風景に動きをもたらしています。(池田誠史)


   レマン湖・ラヴォーの葡萄畑  Name : 山岡 節子   Material : 透明水彩
■本人のコメント
空の雲など広やかな感じで描けました。湖と山の透明感が難しかったです。
■講師からのコメント
さわやかな広がりをもった湖の風景が鮮やかな青の微妙な諧調により画きだせました。濃淡をうまく使いこなせている為、湖から奥の山々にかけての遠近感もしっかりと表されています。手前の緑も明るく輝き青との美しいコントラストをなしています。(市川伸彦)


   ベリー公のいとも豪華なる時祷書  Name : 吉田 桂永   Material : 油彩・テンペラ
■本人のコメント
物語性のある城が入った背景が気に入っています。額縁の装飾を描くのに時間がかかりました。
■講師からのコメント
中世フランスの王族が贅に贅をこらせ、当代の有名画工たちにより作り上げた、いとも豪華なる時祷書の模写+αです。オリジナルは羊皮紙上に卵白を用いたテンペラによるものですが、油彩、テンペラの併用により、より重厚な絵肌として描かれたと思います。グロテスク模様の額の装飾もかわいらしく華やかです。(市川伸彦)