株式会社サクラクレパス

ヘッダーナビゲーション

  • 採用情報
  • English
  • 文字の大きさ
  • 小
  • 中
  • 大

グローバルナビゲーション

  • 商品紹介
  • イベント紹介
  • みんなの展覧会
  • 会社情報
  • 採用情報
  • お客様相談窓口

小学校の先生方へ —日々の授業に役立つ情報満載—

コラム 外国語活動教育について

vol03.地方教育行政(岩手県)と外国語活動

岩手県の多くの小学校では、平成19年当時、それまでの「英語活動」と学習指導要領で示された「外国語活動」がどのように異なるのか、よく分からず戸惑っていました。「戸惑い」の主な原因の一つには、英語活動がALT中心であったことが考えられます。「平成19年度英語活動実施状況調査」によると、県内の小学校424校の内、99.5%が英語活動を実施していたものの、全体の67%が年間10時間以下の実施であり、その多くはALTの来校時にALTが中心になって行うものでした。もう1点は、多くの学校で活用されている教材が、どちらかといえば、「コミュニケーション能力育成」というよりも 「英語のスキル面の向上」を目指した教材だったからと考えます。

そのような状況から始まった岩手県の外国語活動推進。「できることは何か」を考え、外国語活動の在り方及び指導方法等の周知をねらい、主に、次の3点に取り組んできました。1点目は人材育成、2点目は「実践研究校事業」の推進、3点目はモデルとなる指導方法等の普及です。

1点目の人材育成では、指導主事研修と外国語活動中核教員研修を中心に据えました。文部科学省の第1回指導者養成研修会に参加した受講者が、全県の指導主事全員を対象に講義を実施しました。外国語活動中核教員研修については、平成20年度から毎年実施し、平成23年度は中学校教員(各校1名)も悉皆として、中学校区内の小・中学校の交流・連携につなげようと考えました。

2点目の「実践研究校事業」は、平成21年度末に民主党の事業仕分けから事業打ち切りとなりましたが、その後、県独自で予算を措置し、今年度も10校の実践研究校を指定しました。各学校では積極的に研究に取り組み、モデルとなる授業実践を学校公開という形で提供してきました。

3点目の指導方法の普及は、「授業改善研修事業」の一環として実施してきました。この事業では、複数の異なる小学校の教員と担当指導主事がチームを組んで授業構想を練り、指導案を検討し、模擬授業を経て、「モデルとなる授業」を提供し、授業研究会を開催して、参加者の資質を高めることとしました。

岩手県だからこそできた「ユニークなこと」の一つに「学校の体育館で、ゴザを敷いて、外国語活動のワークショップと講演会をした」ことが上げられます。これは、平成20年度岩手県小学校外国語活動特別研修会での実際の姿です。みなさん、「ゴザ」を敷いての研修会というイメージがもてますか。そもそも「ゴザ」って何?という若い先生方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この「ゴザ・・」の場面は、全校50人程度の小規模の小学校(北上市立更木小学校:菅先生の母校)で、当時の文部科学省教科調査官の菅正隆先生が講演を行ったのですが、県内から200名を越える先生方が集まり、学校でそれほどの椅子を用意することが出来ず、ゴザの上に座ってのワークショップと講演会となったのです。ゴザの上でキーワード・ゲーム、車座になっての活動等、和気あいあいとした研修会でした。

できないことを憂えるのではなく、できることを楽しみながら進めていくこと、これこそが外国語活動の面白さでもあり、楽しさでもあるのです。それを目指した岩手県の取り組み。他県では考えられないことも、これから発信していこうと考えています。

—

小野寺 哲男(おのでら てつお)
昭和40年岩手県大東町(現一関市)生まれ。岩手大学教育学部卒。
昭和63年水沢市立水沢中学校を皮切りに、種市町立種市中学校、盛岡市立黒石野中学校で教鞭をとられた後、 前沢町教育委員会指導主事を経て、岩手県教育委員会指導主事。岩手県の英語教育を一手に担う逸材である。
著書に、『誰でもできる!「英語ノート」でらくらく授業』(ぎょうせい)等がある。

小野寺 哲男(おのでら てつお)

戻る

描画・造形活動に役立つ書籍多数発刊中!!

わかりやすい小学校そろばん

コルサポート

  • 小学生が楽しむサクラ
  • 中高生が楽しむサクラ
  • 大人が楽しむサクラ
  • 先生のためのページ
ページの先頭に戻る