子供の絵を評価するポイントは2つあります。 1つは、先生の指導が子供の発達をうまく引き出しているかどうか。 もう1つは、その子供の描いた絵が芸術的に優れているかどうかです。 当展覧会では、後者の観点から子供の描いた絵の多彩な芸術性を評価・顕彰していきます。 これによって、絵を描くことが好きな子供やアーティストを目指す子供たちを増やし、また優れた才能の子供を世に送り出すことをめざして開催されています。
設立以来、計60回の展覧会を実施(平成28年3月31日時点)。 これまでに全国の園児・児童・学生たちから寄せられた作品数は 約36万2千点、うち受賞点数約7万8千点となっています。
当展覧会は昭和31年(1956)、各美術団体の気鋭の画家と 「全日本学生書道連盟」理事長の柳田泰雲氏らによって開催されました。 昭和37年(1962)にはその活動が認められ、財団法人教育美術振興会(現・公益財団法人教育美術振興会※)の 後援を得て、約60年にわたって絵を描くことが好きな子供たちを顕彰し続けています。
※財団法人 教育美術振興会 … 株式会社サクラクレパスが立上げ、運営の補助、支援を行う、教育現場における図工教育に関する研究調査及び助成を行い、子供たちの情操教育に貢献することを目標とする団体です。